舌診はおもしろい!~あなたの舌はどんな舌?~
こんにちは! 鍼灸師の駒井です(^o^)
前回のブログでは、東洋医学で大切な診断法の舌診について、ざっくりと解説しました。
今回は、よく診られる特徴のある舌について紹介します~♬
歯痕-べろの周りのギザギザ-
舌の周りのぎざぎざは、むくんだ舌が歯に当たっているためにできた歯の痕(あと)です。
身体の水分代謝が良くない、胃腸の調子が良くない人、身体が慢性的に疲れている人に多いです。
白苔-苔が白い-
舌の表面についている苔のようなものを舌苔といいます。この舌がピンク色で、苔が白いのは正常です(淡紅舌薄白苔)。
舌そのものが白っぽいピンク色で、白い苔が厚めなのは、身体が冷えているかもしれません(淡白舌厚白苔)。
淡白-白っぽいべろ-
苔ではなくて、舌そのものが白っぽいのは、病弱であったり、元気がなく、寒がりの人や貧血の時に見られます。
紅・絳-赤いべろ-
赤い舌は、身体に熱があることを表します(紅舌)。熱が高いほど赤味は強くなります(絳舌)。
体温を測っても平熱の場合、身体の内部に熱がこもっていると考えられます。
舌の先や舌の横の方が赤いのはよく見られます。忙しい人、ストレスがたまっている人、イライラやのぼせがある人などです。
点刺-べろに赤い点々がある-
舌の先に赤い点々があれば睡眠不足や動悸があるかもしれませんね。
舌の横の方に赤い点々があれば、ストレスかかえているとか、眼の使いすぎで疲れていたり、怒りっぽくなっているかもしれません。
裂紋-ヒビが入ったようなべろ-
舌の真ん中のまっすぐな線の他にひび割れがあるのは、身体の水分不足です。
唇や口が渇いたり、おしっこが少なくなります。
熱っぽい身体を冷ますための水が足りないので、のぼせやすいかも。
慢性疲労や、血が足りていないこともあります。
べろを見て、健康管理♬
よく見られる舌について解説してきました♬
さて、自分の舌ってどんなんだろう?…って気になりませんか?
ぜひ鏡で舌を見てみてください。
毎日、歯を磨くとき、顔を洗うとき、ついでにべぇ~とチェックしてみましょう!
舌診で健康管理してるんです、なんて、かっこいいと思いませんか。
もしも、「私の舌って、正常?大丈夫かしら?」と思われたら、お気軽に聞いてくださいね。