診断は頭のてっぺんからつま先まで

こんにちは。鍼灸師の駒井です。
久しぶりのブログです!
今日は、患者さんの治療をするときにどんなふうに診断をしているのかを書いていきたいと思います。

一言でいうと、患者さんの全身を診ています。

治療室のベッドに横になっていただいたら、脈やベロやお腹をみせていただいて、時にはも触らせていただいて鍼をしていきます。
たいていは足から頭の方へ順に鍼をしていきますが、途中で腕もお顔も頭の辺りも診ているんですよ。

こんなところを診ています

患者さんが治療院に入って来られたら

治療院に入って来られた患者さんの顔色や表情、 お話になる声の調子や話し方歩き方しぐさなどからお身体の状態を診ていきます。

治療室に入っていただいたら

治療室では、患者さんからお話をうかがって、手足・首・肩など痛みがあれば痛む場所を見て触って、動かせるところであれば動かしていただいて動き方や動かせる範囲を診ます。

治療室のベッドでは

治療室のベッドに横になっていただいたら、脈、ベロ、お腹をみせていただきます。
脈診、舌診、腹診といって、内臓のどのあたりが不調なのか、身体が冷えているのか・熱っぽいのか、身体に疲れがたまっているのか、血流はどうなのか、身体の水分代謝は滞っていないかなどを診ます。
を触ってむくみや冷えなどを診ます。
他にも皮膚の張り艶や色静脈の見え方内臓の様子や血の滞りなどを推察します。

それらを統合して体質や不調の原因を判断して、治療方針を決めて治療開始です。

治療しながらも診断は続けます

お身体の状態がわかったら、 治療の方針が決まります。
どの内臓にアプローチしていくのか、またはしっかり手足をほぐして血流を良くしていこう!とか、良く眠れるように身体をリラックスさせることで疲れを解消させよう、などなど…

いよいよツボに鍼やお灸をしていきますが、手足、お腹、背中、顔、頭まで鍼をしながらも見た感じや触った感じから診断は続きます。
身体にあるアザから血流の滞りを推察し、アザの場所からどこの内臓に関係しているのかまで考えます。
こめかみや眉毛の辺りを触ってむくんでいれば、目や脳の疲れがありそうです。

そうやって診断をしながら、気・血・水の流れが良くなるような鍼やお灸をして、患者さんの治癒力を引き出していきます!

まとめ

不調のサインは身体に現れます。
だから頭のてっぺんからつま先まで診ることで、不調の原因を探ることができます。
原因がわかれば、あとは全力を尽くして治療していきます!
「良くな~れ!」っていう気持ちを添えて😄

全身を診るというのは東洋医学の特徴の一つです
面白いと思いませんか?


この記事を書いた人

駒井美代子(こまいみよこ)

肩周りの鍼灸治療が得意です。
男子3兄弟の母。
好きな物は海。子どもの頃はじめて見た伊豆諸島の式根島の海がとても綺麗でした。

悠心堂 呉施術院̩〈はり・きゅう・整体・小児はり〉
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