喉が詰まる、食べ物が飲み込みづらいなどの症状に鍼灸でできること

2024年5月7日

こんにちは!悠心堂院長の久保田です😀
今回は食事の時に喉が詰まったり、食べ物が下がっていかないなどの症状に対する鍼灸治療について書いていきたいと思います。

症状がない方にはなかなかイメージがわきにくいと思うのですが、ひどくなると全く食べられなくなったり、食べても吐いて戻してしまうなど本当につらいんですよ😓

そういった症状がどういった原因で起こるのか、どうやったら改善するのかなど、鍼灸での経験も踏まえて解説します。

各症状と鍼灸での治療法

のどの詰まった感じ「ヒステリー球」

まず考えられるのはストレスからくる喉の違和感です。
CMで「ストレス球」などと言っているのを聞いたことあるかもしれません🙄
東洋医学では「梅核気」といい、梅の種が詰まったような感覚と言われています。
肝の気を巡らせる機能が停滞することで起こると考えられているので、鍼灸ではストレス発散するよう身体の上部~頭部のコリをほぐしたり、肝の機能を高めるツボに施術をするなどしていきます。

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流する「逆流性食道炎」でも喉の違和感が現れます。
胸やけからくるのど、胸の詰まり感を感じる方もいます。
この症状に対しては、鍼灸では消化機能改善の施術を行います。
基本的に逆流性食道炎では消化機能が低下していると考えますので、胃や膵臓、胆のうなどの消化に関わる臓器の機能を高める治療をしていきます。
また、冷たい飲み物や甘いものの摂り方で負担になっている方には食事の指導もしていきます。

食道の蠕動運動の失調「食道アカラシア」

食べ物を飲み込むとき、食道が動いて食べ物を胃に送り込んでくれるのですが、その機能が低下すると食べ物が飲み込めず詰まってしまいます。食道アカラシア」と診断される症状です。
この症状に対しては、消化の機能を高めていくことも必要ですが、自律神経を副交感神経優位にすることで消化器官の働きを改善していくような鍼灸治療も行います。
みぞおちと肋骨の付近にある「不容」というツボは大変よく効きますので症状の改善には必須だと私は考えています。

胃の機能低下「機能性ディスペプシア」

胃の機能が低下して慢性的な胃の不快感が起こるのが「機能性ディスペプシア」です。
胸やけや胃の不快感、胃の痛みがあるのに胃カメラの検査などでも何も見つからないとき、この病気が疑われます。
この症状にたいしても不容のツボはよく効きます。また「胃の六つ灸」と呼ばれる背部に六か所お灸をする方法も必要だと思います。

まとめ/機能的な症状には鍼灸がオススメ!

今回は、のどのつまりや食道、胃の症状に対する鍼灸や東洋医学での治療について書きました。
胃カメラなどの検査や、胃薬を飲むなどしても、これらの症状がなかなか改善しない方もいるのではないでしょうか。ポリープなどがあれば手術で切り取ることもできますが、そういうものがない場合…治療法の一つとして、鍼灸で機能を改善していくことも選択肢に入れてもらえたらと思います。

不快感がなくなると、食事も楽しくなりますよ😊✨
鍼灸をうまく活用して生活の質を上げていきましょう!

それでは、スーパーヘルス!

悠心堂 呉施術院̩〈はり・きゅう・整体・小児はり〉
〒737-0052 呉市東中央3丁目2-18
Tel:080-6240-8917(悠心堂総合)
080-6000-8914(駒井直通)